マネジメント

沖縄ブロック学術発表会に参加する意義を持ちましょう!

10月末に僕の務めてる医療法人の沖縄ブロック学術発表会が控えていて、そのことに関する記事をシリーズ化して書いています笑

まぁここまでね、昨年度末のなんにも決まっていない状態から、たまにある学会長の突発的な思いつきにも付き合いつつ(本人の良いキャラクターなので仕方ないです笑)

ほとんどの企画から運営までのマネジメントを任された立場でしたので、

今の僕自身の思い思いの考えを記事にしました。

かなり身内ネタになっていますがご了承ください笑

誰の何のための学術発表会なのか?

この沖縄ブロック学術発表会を発足した経緯などは、過去記事を参照していただいて、

改めてね、この学術発表会が誰の何のために行うのか?その価値は何なのか?

それはですね、「リハビリスタッフが自分で考えて行動する力を高める」ための学術発表会です。

つまり、リハビリスタッフ一人ひとりに「主体性」を持つことに価値を見出しています。

言われたからやる。などの受動的にならず、さらに、リハビリスタッフが井の中の蛙にならず、もっと外に目を向けることですね。

ゆくゆくは自分のリハビリアプローチや取り組みを、より外へ発信できるようにしたらいいですね。

そのため、まずは今回の企画している学術発表会は、県士会の学会や医療関連の学会などのレベルの高い発表は求めてはいません。

これまでのコロナ期間で、こういった学会や学術集会に参加したことのない若手スタッフの経験となり、今後の学会参加のステップアップになればと思い、非常にハードルを低くした基準にしています。

発表内容には、厳格なエビデンスやデータを求めてませんし、統計学なども必須とはしていないです。

大事なのは、自分たちの取り組んでいる日々の臨床業務、患者さんへのリハビリテーション内容、アプローチを形にして、同じ沖縄ブロックのリハビリテーション専門職に共有することが目的です。

そうすることで、医療法人同士の繋がりを意識して、お互いに自己研鑽しあえる関係性に発展することを期待しています。

もちろん、今回は当院のリハビリスタッフにとっても、初めて抄録を作成するメンバーもいたりと、自分たちのリハビリテーションを形にする、いいきっかけになったと思います。

実行委員長から伝えたいこと!

今回の沖縄ブロック学術発表会では、もう一つの急性期病院から3演題、療養型病院から1演題、老人保健施設から1演題、そして当院から6演題の合計で11演題の口述発表を予定しています。

それを土曜日の午後の時間を使って行うんですね。

そして僕から、当日学術発表会へ参加するリハビリスタッフの皆さんへ伝えたいことがあります。

これまで、抄録作成をしてくれたチームリーダーはじめ、メンバーの皆さん。ありがとうございます。

データ収集したり、アンケート取ったり、他部署と連携したりと大変だったと思います。

また抄録をまとめる作業も難儀だったと思います。

そして、当日の学術発表会に向けて事前準備セクションや実行セクション、予算編成係や懇親会係の皆さんも準備を進めてくれてありがとうございます。

約半年前のなんにも決まっていない状態からのスタートで、ようやくここまで来ました。

皆さんの協力無しでは、ここまで形になっていなかったと思います。

はい、前置きが長くなりました。

ここから本音で伝えたいことがあります。

それは、沖縄ブロック学術発表会、

当日参加するリハビリスタッフは、絶対に必ず1人1回は手を上げて質問なり感想を発言しましょう!

誰の何のための学術発表会か?

改めて考えましょう!

ただ何となく土曜日の午後の3時間半を座って聞いているだけでは、非常にもったいない。

土曜日の午後の時間ね、担当している患者さんのリハビリ介入を差し置いてまでも、学術発表会に参加する意義を一人ひとりが持ちましょう。

自分なりに何かを学び取り、能動的に参加しましょう。

じゃないと、これまで準備してきて、口述発表から落選したAチームや交代してもらったEチームにも面目ないです。

なので、他病院、施設や当院から集まった抄録をPDFにしてデータとして、参加するリハビリスタッフに共有します。

抄録に穴が空くほど読み込んでください。

自分には関係ないよ~とは思わずにしっかりと参加する意義を持ちましょう!

今後の沖縄ブロック学術発表会のビジョン

今の名称を`発表会`にしているのは理由があって、

まずは自分たちの取り組みを伝えるという最初のステップなんですね。まずはここからです。

その次に研究や統計学、エビデンスなどのデータサイエンスなどを取り入れるチームが現れたら学術集会や学会となるでしょう。

そして、今回沖縄ブロック学術発表会をマネジメントした、僕の考える今後のビジョンは、

日々の仕事に「臨床×教育×研究」の3本柱が立てば、より強固な組織のリハビリテーション室となるでしょう。

ですが、問題はその時間の捻出であって、、

いかにして自己研鑽の時間と情熱(モチベーション)を確保するか?だと思います。

まず、自己研鑽の時間を確保するためには、リハビリ室全体の業務量とリンクするでしょう。

ノルマのある業務量の達成が必須である以上、リハビリスタッフの勤務調整や病棟配置の調整、急な体調不良スタッフのヘルスケア、産休を控えているママさんスタッフへの配慮。育休後のスタッフへの復帰プランの立案などなどやるべきことは多岐にわたります。

そもそも単位数の取得に関しては組織的に取りに行く必要があります。

戦術的ではなく戦略的としてね(この戦術と戦略の違いに関しては書くと長くなるので、いつか記事にしたいな)

まぁ、つまりは全員一律に、1日18単位・1ヶ月360単位を目指すのではなく、そのスタッフの部署や院内における役割及び能力に応じた業務量の設定が必要と考えています。

これは、パレードの法則が活用されると思います。

そして、業務量を確保して自己研鑽を図る時間を夕方の16時から作ることですね。

その時間をダラダラ過ごすのではなく、「結果と責任」を伴うことを意識するって感じですかね。

続いて教育に関しては、教育事業の一つのステータスにしたいですね。

具体的には、今後開発予定のクリニカルラダーの項目に取り入れたり、学術発表会で優秀賞となれば、来年度の教育予算に組み込んで全国学会に送り出す支援をするなど、よりステップアップ出来る体制を整えることですね。

最後の研究に関しては、より学びを深くしていきたいので、学術発表会の時間帯を土曜の午後から日曜の1日にして、

その日曜の午前の部に、統計学やデータサイエンスに長けている人物による基調講話をしていただいて、研究学に興味を持ってもらうことかなと思っています。

この午前の部には、他部署から、尊敬する医師や研究学に馴染みのある看護師、外部のリハビリ専門職を招聘してもいいですし、

当院からも認定療法士による、専門的な研修でもいいかもしれませんね。

あとは、参加しているリハビリスタッフが能動的になるように、学術発表会そのものの設計(デザイン)が必要でしょう!

例えば、スマホからコメント出来るように、Xやインスタグラムなどと連動したり

ニコニコ動画のような、大型スクリーンにコメントが流れるような感じにしたり

口述発表をトーナメント形式で勝ち抜き戦のようにしたり

発表者や参加者のモチベーションが高まるような、そんな学術発表会をエンタメ化したいなぁと思っています。

開会のときは会場を暗転にして、洋楽などの音楽を流して発表代表者が入場したり

入場シーンに合わせてプロモーションビデオを流したり、フロアの皆さんはスタンディングオベーションの手拍子で迎えたり、

参加しているリハビリスタッフが、他では味わえないような、楽しくワクワクするような学術発表会にしたいですね。

とはいえ、まずは、一旦ね。

今回の沖縄ブロック学術発表会はスタンダードに無事成功するように執り行っていきたいと思います。

それからですかね。学術発表会のエンタメ化は。

守破離って感じで笑

ABOUT ME
ganeyan
リハビリ関係の仕事で作業療法士(OT)をしています。 リハビリ関係の資格勉強に関することやマネジメントなどを勉強し発信できたらと思います!

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